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「秋田のこくほ」 (2010年04月)

表紙
<表紙>

目次


武家屋敷通りの枝垂れ桜/仙北市
CONTENTS

  保険者紹介〜年間を通して“つながり”ある事業を〜 仙北市


  連合会の動き


  保健対策シリーズ No.336 脱メタボをめざした運動教室
  秋田市国保・高齢・介護健診課



  生活習慣病予防の食事 (社)秋田県栄養士会
  お酒と上手に付き合うために 


  国保随想〜百寿者の福音 平林規好〜


  メタボ予防特集「メタボと歯の健康」
  〜歯槽骨が失われる「歯周病」〜         
  木村歯科医院 院長 木村貞昭



  連合会日誌から・機器貸出しをご利用ください


保健対策シリーズ
<336>
 
脱メタボをめざした運動教室
 

【秋田市国保・高齢・介護健診課】 

 秋田市では、特定保健指導対象者がメタボリックシンドロームに効果的な運動を自宅でも安全に実践していけるよう、健康運動指導士による運動教室を開催しています。
 
メタボに効果的な運動を自宅でも安全に

 特定保健指導の対象となった方に、これまでの身体活動状況について伺うと、全体の約半数の方が運動の習慣は全くないか、ときどきやる程度と回答しています。運動の習慣がない理由として、「正しい運動方法がわからない」ことを挙げる方は少なくありません。そのような方々に対し、自宅でも安全かつ効果的にできる運動について実技を通して理解を深めていただくため、月1回の運動教室を開催しています。
 毎月約20名の方が参加しており、年齢別にみると60〜70歳代の方が多く出席しています。ご夫婦で参加される方や毎月欠かさず出席される方もおり、運動習慣をつくるきっかけになっているようです。

 
3種類の運動を組み合わせ効率よく脂肪を燃焼

 運動教室での講話および実技指導は、健康運動指導士が行っています。実技指導では効率的に脂肪を燃焼させるために、有酸素、筋力、柔軟性の3種類のトレーニングを組み合わせ、使う筋肉を意識させながら一つひとつ丁寧に指導しています。また、家庭でも取り組みやすいように特別な道具を使わない運動法を紹介しています。
 
自宅で実践、脱メタボ成功!〜60歳代男性〜

 見事脱メタボに成功した60歳代の男性は、次のように話してくれました。
 「この運動教室に参加し、それまで自己流でやってきた運動は効果的でなかったことに気が付きました。教室で覚えた様々なトレーニングの中から自分の生活スタイルに合ったものを選び、自宅で暇な時間をみつけて取り組むようにしました。すると、6ヶ月間で体重は6.4kg、腹囲は10cm減少。血液検査の値も改善し、見事、健康な体を取り戻すことができました。今はお腹まわりがスッキリしたことを実感しています。」
 このほかにも、運動教室に参加された方のアンケート結果を見てみると、実に7割近くの方が「保健指導期間を通して身体活動の状況が改善した」と答えており、実技を交えた運動指導の効果がうかがえます。実際に身体を動かしながら学ぶことで身体活動に関する理解や意識も高められ、自宅での実践につながっているようです。
 今後は40代、50代の方にも積極的に参加していただき、メタボを克服する一助になれば幸いと思っています。





保険者紹介 仙北市

保険者紹介


【武家屋敷通りの枝垂れ桜】
 始まりは、嫁入り道具に入っていた三本の桜の苗木から。古の「京をしのぶ」、樹齢300年の枝垂れ桜の華麗な姿は、訪れる人々を今日も和ませるでしょう。



年間を通して“つながり”ある事業を

 当市では、健康管理センターを中心に保健事業を展開しております。特定健診の導入に伴い、健診の受診勧奨や生活習慣の改善・継続を念頭に置きながら、健康相談や訪問活動、体操や、幼児の食育と歯の健康教室などの事業を進めております。中でも、運動習慣を身につける目的で行っている「健康づくり体操教室」は、年度内に保健指導や各教室等に参加した市民を対象とし、1回だけの教室で終わらないためのフォローアップとして、市民の方が参加しやすいよう旧町村単位に出向いて実施しています。
 広報活動につきましては、市広報「せんぼく」に、毎月保険課からその時期の特徴とされる健康づくりについてのコラムや、健診の受診勧奨・母子保健コーナー等も設けて掲載しております。
 今年度は、特定健診・特定保健指導が始まり3年目となることから、特定健診においては受診率の向上を重要課題とし、市民への広報や勧奨を積極的に行っていきたいと思います。また、特定保健指導では、新たな参加者とこれまでの参加者が共に継続していけるようにフォローしていきたいと思います。そして、1年を通してスタッフ一同が重点ポイントを共有し、市民の健康増進に向けての保健事業を進めていきたいと思っております。








国保主管課長より一言
市民課長 佐藤 強

 国保税徴収とウォーキングで国保に貢献しています


 昨年の4月に税務課から異動し、わずか4ヶ月のウォーキングで8キロの減量に成功しました。また、国民健康保険税の徴収にも出かけ、徴収実績も上げています。特定保健指導を実践し、収納対策にも奔走する私は、国保事業に貢献していると自負しているところです。
 当市は、今年になって急激に医療費が伸び、厳しい財政運営を強いられていることから、当然、6月には国民健康保険税率を熟慮断行しなければならないと考えております。国民健康保険制度と後期高齢者医療制度ともに先行きが見えず、景気低迷で所得の減少が続き、さらに収納率の低下と、いい話題のない国保ですが、皆さんと一緒に健康を大切にしながら邁進してまいりたいと思っております。
(4月1日付け異動により企画振興課へ転出)










       
メタボ予防特集「メタボと歯の健康」
歯槽骨が失われる「歯周病」
 



1,歯周病とはなんだろう?
2,歯周病とメタボリックシンドロームとの関連は?
3,歯周病にはどう対処したら良いのだろう?
 この3点について、3回に亘ってお話しします。


痛みがなく、気づかないうちに……

 歯周病が歯周組織に生じた疾患だということはお分かりいただけると思います。
 歯周組織は歯肉・歯根膜・歯槽骨に分けられます。歯根表面のセメント質は歯根膜を介して歯槽骨とつながっており、歯槽骨の表面を歯肉が覆っています。
 歯は歯槽骨の中に植わっていると理解していただけばよいかと思います。ちょうど大根や人参が畑に植わっているようなものです。大根の周りの土を除いていけば、当たり前ですけれど、風に当たり大根の表面は乾いていくでしょう(この状態が、歯がしみるといった知覚過敏の状態)。そして簡単に動き、引き抜きやすくなる(歯周病が進行した歯の状態)わけです。
 歯周病は、「歯と歯肉の境に付着した細菌が産出する毒素によって歯槽骨に炎症が生じ、その歯槽骨が失われる疾患」と考えていただければよいと思います。そして、進行していく初期の過程で「痛い」とか「腫れた」といった症状がすぐに現れればよいのですが、やっかいなことになかなか激しい症状は現れません。はっきりとした症状が発現した時には、かなり進行してしまっているという例も少なくありません。


歯周病チェックをしてみましょう

□ 歯と歯の間に物がはさまりやすくなった
□ 歯が長く見えるようになった
□ 歯がしみる
□ 口の中がネバネバする
□ 口臭が気になる
□ 硬いものが噛みづらくなった
□ 歯を磨くと出血する
□ 歯肉を押すと血や膿が出る
□ 歯が浮くような感じがする
□ 歯がグラグラする
□ 歯肉が腫れている

 こういった症状はありませんか。5つ程度該当したら要注意です。歯科医院を受診することをお勧めいたします。

プロフィール

 木村歯科医院 院長 木村貞昭

 昭和57年に岩手医科大学歯学部を卒業、岩手医科大学歯学部第二口腔外科に勤務する。
 昭和61年に雄勝中央病院歯科勤務を経て、昭和63年、湯沢市に木村歯科医院を開設し、現在に至る。














秋田県国民健康保険団体連合会